《Japan and me.》福井の白と鹿児島の黒の伝統の共演「白と黒のお酢」@阪急うめだ本店 地下1階ツリーテラスに、とば屋酢店が参加します
皆さん、こんにちは。とば屋酢店です。
6/10(水)~6/16(火)、阪急うめだ本店 地下1階「ツリーテラス」にて開催される、《Japan and me.》福井の白と鹿児島の黒の伝統の共演「白と黒のお酢」の催事イベントに、とば屋酢店が参加します!
イベント概要
| イベント名 | Japan and me. 福井の白と鹿児島の黒の伝統の共演「白と黒のお酢」 |
| 会期 | 2026年6月10日(水)~6月16日(火) |
| 場所 | 阪急うめだ本店 地下1階「ツリーテラス」 (大阪府大阪市北区角田町8-7) |
| 実施内容 | 酢の試飲・販売 |
| 紹介商品 | ・とば屋酢店「にごり酢」 ・とば屋酢店「酢の粕」 ・坂元醸造「坂元のくろず」ほか |
《Japan and me.》は、阪急うめだ本店が、日本各地に受け継がれてきた技や文化を、現代の暮らしの感性のもと、新たな魅力を見出し紹介する取り組みです。
年間を通して、国内外のお客様に向けて日本の魅力を発信するこの取り組み。そのイベントのひとつとして、食卓に身近な調味料である「お酢」が取り上げられます。
登場するのは、福井県小浜市のとば屋酢店と、鹿児島県霧島市福山町の坂元醸造。
福井からは、白くにごったお酢 「にごり酢」。
鹿児島からは、黒く熟成した 「坂元のくろず」。
白と黒。北と南。一見すると対照的な二つのお酢ですが、どちらも「壺」を使い、微生物の働きと時間に寄り添いながら育てられてきた伝統的なお酢です。対照的な白と黒のお酢の競演、ぜひお楽しみください。
《Japan and me.》福井の白と鹿児島の黒の伝統の共演「白と黒のお酢」
今回、とば屋酢店からピックアップするのは、「にごり酢」と「酢の粕」です。にごり酢は、あえてろ過をせず、発酵の証である“にごり”を残したお酢。
現代では、透き通ったお酢が一般的です。けれど、昔のお酢づくりでは、今ほど精密なろ過技術がなかった時代もあり、お酢の中には米や発酵に由来する成分が、もっと自然に残っていたと考えられます。
そう考えると、にごり酢は新しいお酢でありながら、どこか昔ながらのお酢づくりの姿にも通じる存在です。
にごり酢の“にごり”の部分には、近年注目が集まっている酢酸菌が含まれているのも特徴です。発酵の恵みを、日々の食卓に取り入れる価値が見直されている今だからこそ、あらためて見出された新しい魅力だと感じています。
かつてのお酢が持っていた、発酵の気配。米からお酒へ、お酒からお酢へと変わっていく、微生物の働き。その余韻を、現代の技術と感性であらためて見つめ直したお酢とも言えるかもしれません。
このような「にごり酢」のもつ伝統と新しい価値が、《Japan and me.》のコンセプトと重なり合い、今回のイベントでご紹介いただけることになりました。
ぜひこの機会に、当店のにごり酢と酢の粕をお試しいただき、その味わいを楽しんでいただければと思います。
【20260615追記】
実際にイベント会場の様子を撮影してきましたので、皆さんにご紹介します。まずは、会場全体の様子から。会場は、阪急うめだ本店 地下1階、中央エスカレーターの目の前にある「ツリーテラス」です。

フロアを移動してくると、まず目に入るのが『白と黒のお酢』という大きな題字です。この「お酢」の文字を見て、まっすぐブースへ向かって来てくださる方もいらっしゃいました。初夏は、やはりお酢が欲しくなる季節なのだと感じます。
正面向かって右側が、鹿児島県霧島市福山町の坂元醸造さんのブース。左側が、私たち、とば屋酢店のブースです。
黒酢の坂元醸造さんと、米酢のとば屋酢店。「白」と「黒」の対照的な構成になっています。
ブースの手前には、情報発信コーナーも設置されています。会場は多くのお客様でにぎわっており、現地でじっくり読むのは少し難しそうでしたので、写真で一部をご紹介します。
会場には、坂元醸造さんの黒酢の壺も展示されています。とば屋酢店の壺と比べると、サイズは少し小さめです。こうした酢造りの違いを見比べられるのも、今回のイベントならではの楽しさだと感じました。
とば屋酢店のブース

白を基調としたとば屋酢店のブースでは、「にごり酢」と「酢の粕」を中心に、各種定番のお酢をご用意しています。
商品の「にごり酢」という文字を見て、「何これ?」と興味を持ち、足を止めてくださる方もいらっしゃいました。にごり酢は、まだまだ知らない方も多い商品ですが、その分、出会ったときの反応がとても新鮮です。


また、大阪の皆さんはポン酢にも関心が高いようで、特に「塩ポン酢」を珍しいと手に取ってくださる方が多くいらっしゃいました。
坂元醸造さんのブース

坂元醸造さんのブースでは、黒酢を使ったさまざまな商品が並んでいます。私も「梅くろず」を試飲させていただきました。地元・鹿児島の大粒の「薩摩西郷梅」を漬け込んだ飲むお酢だそうです。梅の爽やかな風味と、黒酢らしいコクが感じられる、飲みやすくておいしいお酢でした。
また、黒酢以外にも、お弁当やテイクアウトできる飲み物、スイーツ系の商品なども販売されています。黒酢の楽しみ方の広がりを感じる、とても興味深いラインナップでした。
同じ壺仕込みの伝統製法を守る老舗でありながら、北と南で地域性が異なり、原料も、味わいも異なります。
この類似性と対照性を、もっと打ち出していけたら、さらに面白いイベントになるのではないかと感じました。実際に、2つの醸造元が並んでいることに気づいたお客様からは、「あちらも飲んでみたい」とお声がけいただく場面もありました。
白と黒。米酢と黒酢。福井と鹿児島。
そんな違いを掘り下げていく機会を、今後さらに作ることができれば、酢造りの奥深さをもっと楽しくお伝えできるのではないかと感じています。
『白と黒のお酢』イベントは、6月16日(火)までの開催です。
残りわずかとなりましたが、この機会にぜひ阪急うめだ本店 地下1階「ツリーテラス」へお立ち寄りください。
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中野 貴之
酢醸造家/(株)とば屋酢店 第13代目
「お酢のことならなんでもご相談ください」がモットー。お客様に「また使いたいと思っていただけるお酢」をお届けできるよう社員と力を合わせて精進中。セミナー講師も時々お引き受けします。

