全国の『にごり酢』を試飲で味比べ!@日本橋高島屋にて、暑さを乗り切るお酢イベントが開催~6月末まで
2026年6月3日(水)~6月30日(火)まで、日本橋高島屋S.C. 本館地下1階 食料品フロアにて、全国の蔵元が守り継ぐ「酢酸菌にごり酢」をテーマにした催事イベントが開催されています。
6月17日(水)からは、「フォション(惣菜)」前特設会場にて、全国のにごり酢の試飲販売や、にごり酢を使った限定お惣菜、さらに「酢ムリエ®」が選ぶマリアージュ企画もスタートしました。
こちらは、2月に開催され、多くのメディアにも取り上げられたにごり酢イベントを、夏仕様に変えてリバイバル開催したものです。今回は、初夏から本格的な暑さに向かう季節に合わせて、「酷暑を乗り切る」をテーマに、全国の蔵元が誇る個性豊かな「酢酸菌にごり酢」を試飲いただけます。
もちろん、とば屋酢店の「にごり酢」と「酢の粕」も参加しています。試飲販売会の初日に行ってまいりましたので、その様子をご紹介します!
イベント概要
全国の蔵元が守り継ぐ「酢酸菌にごり酢」が日本橋に集結
| イベント名 | 全国の蔵元が守り継ぐ 酢酸菌にごり酢で「酷暑を乗り切る」 |
| 会期 | 2026年6月3日(水)~6月30日(火) |
| 試飲販売とマリアージュ企画 | 2026年6月17日(水)~6月30日(火) |
| 場所 | 日本橋高島屋S.C. 本館地下1階 食料品フロア (東京都中央区日本橋2丁目4-1) |
| 特設会場 | 「フォション(惣菜)」前特設会場ほか、各惣菜・村の梅・郡司味噌 売場 |
| 実施内容 | ・全国の蔵元による「にごり酢」の試飲販売 ・「にごり酢」を使った人気ブランドのお惣菜 ・「酢ムリエ®」が選ぶベストマリアージュ企画 |
全国の蔵元による「にごり酢」試飲・販売

会場では、全国の蔵元がつくる個性豊かなにごり酢を試飲できます。その場で飲み比べながら、自分の好みの一本と出会える、とても貴重な機会です。
「にごり酢の違い」はもちろんですが、初夏のこの時期は、まずベースとなるお酢そのものの味わいの違いを楽しんでいただきたいと思います。米酢、りんご酢、黒酢、柿酢……。原材料が変わると、「酸っぱい」の種類も変わります。やわらかい酸味、果実味のある酸味、コクのある酸味、すっきりとした酸味。同じお酢でも、味わいの印象は本当にさまざまです。
そして、人によって、好きな酸っぱさは違います。だからこそ、いろいろなお酢を飲み比べて、「これを使ってみたいな」と思える商品に出会えたら、それが一番素敵なことだと思います。蔵元ごとの個性、原料による違い、にごりの違い。ぜひ、じっくり味わってみてくださいね。
出展ブランド
- <カネショウ> 濁りりんご酢「細雪」(青森)
- <酢之宮醸造所> 酵素酢 「柿の神髄」(千葉)
- <とば屋酢店>「にごり酢」(福井)
- <とば屋酢店>「酢の粕」(福井)
- <飯尾醸造>「【酢酸菌入り】にごり酢富士酢プレミアム」(京都)
- <タマノイ酢> 「有機にごり 生 純りんご酢」(大阪)
- <尾道造酢> にごり酢「純粋赤酢」(広島)
- <尾道造酢> にごり酢「橙果皮酢」(広島)
- <庄分酢> 蔵付酢酸菌 「かすみくろ酢」(福岡)ほか
「にごり酢」を使った人気ブランドお惣菜
日本橋高島屋S.C. 本館地下1階 食料品フロアの人気ブランド各店では、にごり酢を使った限定メニューも販売中です。夏にピッタリの、南蛮漬け・甘酢ソース・サラダなど、プロが仕立てるにごり酢お惣菜を、6月17日(水)~6月30日(火)までの期間限定で購入できます。
今回は、とば屋酢店のにごり酢を、3品のお惣菜に取り入れていただきました。一つずつ、ご紹介します。

京料理『菊乃井』さん「山くらげと切り干し大根のにごり酢和え」
まずは、京料理の『菊乃井』さん。とば屋酢店のにごり酢を使った「山くらげと切り干し大根のにごり酢和え」をご考案くださいました。

皆さん、山くらげをご存知ですか?山くらげは、茎が太くしっかりした品種のレタス、ステムレタスの茎を乾燥させた食材です。コリコリとした食感が特徴で、私はもともと大好きなのですが、探していてもなかなか手に入らない、少し珍しい乾物食材でもあります。
その山くらげをふんだんに使い、さらに、合わせ酢をよく含んだ甘めの切り干し大根、薬味のミョウガ、鶏肉が調和したお酢の和え物。

これが、本当に美味しいです!酸味がよく効いていて、夏にぴったり。家ではなかなか出せない、奥行きのある美味しさでした。
ひと口食べた瞬間に、「ああ、これはプロの味だ」と感じる一品。美味しいものに出会えた喜びが、じわじわと広がっていきました。
和惣菜『吉兆』さん「鮎の一夜干しとにごり酢の蓼酢」

次は、和惣菜の『吉兆』さんの「鮎の一夜干しとにごり酢の蓼酢」です。蓼(たで)とは、独特の辛みを持つ日本の伝統的なハーブ。その正体は、タデ科の植物「ヤナギタデ」の葉っぱです。
蓼酢は、昔から川魚の臭みをやわらげ、美味しさを引き立てる合わせ調味料として親しまれてきました。特に、「鮎の塩焼きに蓼酢」は王道の組み合わせともいえます。

実は、私は蓼酢をいただくのが今回初めて。一度食べてみたいと思っていた《鮎の塩焼きとタデ酢》の組み合わせを、にごり酢を使った形で体験できたことが、とても嬉しかったです!
天然の美しい緑色が印象的な蓼酢は、少しとろみのある合わせ酢。 味わいは、辛いというほどではなく、すっきりと爽やか。にごり酢ならではのやわらかな口あたりも感じられ、美味しくいただきました。
「蓼食う虫も好き好き」ということわざがありますが、私はかなり好きな味でした。日本の食文化の奥深さと生物多様性の恵みを、改めて感じる一品です。
おにぎり専門店『穂庄』さん「黒糖いなり」

最後は、おにぎり専門店『穂庄』さんの「黒糖いなり」です。穂庄さんは、2月のイベント時にも、とば屋酢店のにごり酢を使った「ゆず稲荷」をご考案くださいました。今回の「黒糖いなり」は、黒糖で甘く炊き上げたお揚げが特徴のいなり握りです。蒸し暑い日には、こうした味の輪郭がはっきりしたおにぎりが美味しいですね。
『穂庄』さんは、今回も売り場に、とば屋のにごり酢の瓶を飾ってくださっていました。嬉しいです。ありがとうございます!
「酢ムリエ®」が選ぶベストマリアージュ
このイベントでは、日本橋高島屋の有名お惣菜店の定番商品に、「にごり酢をチョイ足し」すると美味しくなる、相性の良い組み合わせを提案するマリアージュ企画も開催されています。

これが、本当に夏におすすめです!暑い季節は、料理をするのも大変ですし、お惣菜に助けてもらう場面が多くなります。そんな時、市販のお惣菜へ「にごり酢をチョイ足し」すると、塩味や旨味が引き立ち、後味もさっぱりとして、とても美味しいのです。
「マリアージュ(mariage)」とは、フランス語で「結婚」を意味する言葉。食の世界では、ワインと料理、食材とソースなど、互いの魅力を引き立て合い、素晴らしい相乗効果を生み出す組み合わせを表します。
この企画では、お酢のスペシャリスト「酢ムリエ®」が見出した相性の良い組み合わせが、各お惣菜店の店頭POPで紹介されています。具体的な追加の仕方のコメントもあり、「追いにごり酢」をすることによる魅力が分かりやすく紹介されています。
とば屋酢店のにごり酢と相性が良いとマリアージュしてくださった商品もたくさん掲示してあります。酢ムリエ®の五島さんのコメントを引用しながら、一部、私も実際に試した感想をご紹介します。
◎『鈴鹿かまぼこ』さんの「冷やしおでん(こくうま煮干し醤油)」


「ポイント①煮干しとの相性②練り物との相性③その他具材との相性 こちらのお酢と合わせると、煮干し臭さは無く、最も練り物の味を前面に出し、エビや鶉の卵をまとめあげ、一体感が感じられます。強い出汁の旨味には旨味の強いお酢。味のバランスとは何かを考えさせられる一品です。」
酢ムリエ® 高島屋日本橋店 五島敏之マネジャー
お出汁がジュレになった冷やしおでん。このジュレに、にごり酢を少し加えると、コクが深まってとても美味しいです!酸味を強く感じるほどではなく、ほんの少量加えるだけで、全体の味わいがまとまる印象でした。ガラスの器などで涼しげに盛り付けると、夏らしさもあって良いですね。
◎『ホテルオークラ』さんの「担々麺」
「ゴマが香ばしく、且つ様々な要素が絡まり、マイルドで厚みのある担々麵。こちらのお酢を加えると挽肉などの甘み・旨味が引き立ち、他の要素を邪魔せず見事に調和します。お塩を加える感覚でお好みで少量加えると◎。麺を食した後、スープまで飲みたくなる味わいです。」
酢ムリエ® 高島屋日本橋店 五島敏之マネジャー
今回は冷凍商品を持ち帰る時間が足りず、ホテルオークラさんの担々麺は試すことができませんでした。
でも、担々麺ににごり酢のチョイ足し。これは、想像しただけでもかなり美味しそうです。胡麻の香ばしさ、挽肉の旨味、スープの厚みに、にごり酢のまろやかな酸味が加わる。少量加えるだけで、後味がすっきりして、最後まで美味しくいただけそうです。
◎『華正樓』さんの「焼売」


「具がぎっしりと詰まって、皮は薄めの焼売。酢醤油にして美味しいお酢はこちらのお酢が◎。お肉の味わいをぎゅっと引き締め、爽やかさを加えますが、こちらのお酢は更に旨味を補填するイメージ。初夏のこの時期は醤油無しで、お酢だけで楽しめます。」
酢ムリエ® 高島屋日本橋店 五島敏之マネジャー
お肉がぎっしり入った、ボリューム満点の焼売。にごり酢だけでも十分に楽しめますが、私は、にごり酢に辛子を少し合わせて食べるのがとても美味しかったです。お肉の旨味が引き締まり、後味がすっきり。暑い時期にも食欲を掻き立てる焼売になります。
◎『郡司味噌』さんの「玄米完熟味噌」
「酢みそは江戸時代にも多く使われた歴史ある調味料であり様々な食べ方があります。今回同じ味噌を使い味わいと用途の変化を紹介。とば屋酢⇒もろみが一層引き立ち、味噌の旨味が感じやすくなります。酢味噌キュウリなど味噌が主役の料理にオススメ。」
酢ムリエ® 高島屋日本橋店 五島敏之マネジャー
こちらは、酢味噌に使うお酢を変えてみるという提案です。酢味噌といえば、味噌とお酢を合わせるシンプルな調味料ですが、味噌にも、お酢にも、それぞれ大きな個性があります。味噌自体も種類が多く、白みそ、麦みそ、米みそなど、味わいはさまざま。そこに、どんなお酢を合わせるかで、仕上がりの印象も変わります。
まさに、組み合わせは無限!酢味噌きゅうり、わけぎのぬた、蒸し野菜、こんにゃくなど、ぜひいろいろな食材と合わせて楽しんでみてください。
爽やかな酸味で、暑さを乗り切る!お酢の酸味を楽しむ季節
催事イベントでお客様とお話をしていると、夏は、酸味をじっくり味わえる季節だと感じます。
暑くなると、さっぱりしたものが食べたくなる。こってりしたお料理にも、少し酸味があると食べやすくなる。そんなふうに、夏は「酸っぱい」を楽しむ感覚が、自然と広がる季節なのかもしれません。今回の日本橋高島屋での飲み比べイベントは、全国のいろいろな酸味に出会える貴重な機会です。
蔵元ごとの個性、原料の違い、にごりの風味。そして、お惣菜との組み合わせ。「お酢をどう使ったらいいか分からない」という方にも、きっと楽しい発見があると思います。お近くにお越しの際は、ぜひ日本橋高島屋S.C. 本館地下1階 食料品フロアへお立ち寄りください!

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中野 貴之
酢醸造家/(株)とば屋酢店 第13代目
「お酢のことならなんでもご相談ください」がモットー。お客様に「また使いたいと思っていただけるお酢」をお届けできるよう社員と力を合わせて精進中。セミナー講師も時々お引き受けします。


